アンコール・ワットは、12世紀前半にクメール王朝の王スーリヤヴァルマン2世によって建設された、カンボジアを代表する石造寺院である。国家鎮護のためのヒンドゥー教ヴィシュヌ派寺院として造営され、砂岩とラテライトを用いた大伽藍と精緻な彫刻を特徴とするクメール建築の傑作とされる。16世紀後半には上座部仏教寺院へと改修され、現在も仏教寺院として機能している。カンボジアの国旗にも描かれる同国の象徴的な存在であり、1992年にアンコール遺跡群として世界文化遺産に登録された。建設には30年を超える歳月が費やされたが、一部は未完成のまま残されたとされる。
アンコール・ワット
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