ギリシャを代表する考古学博物館の一つであるアテネ国立考古学博物館は、古代ギリシャの歴史と美術を伝える一級の資料を数多く収蔵している。なかでも著名なのが、考古学者シュリーマンがミケーネで発掘した黄金のマスクで、ミケーネ文明の権力や技術の高さを今に伝える貴重な遺物として知られる。特に黄金のマスクは、古代エーゲ文明の繁栄を物語る象徴的な作品として広く知られ、世界史の資料集でもたびたび紹介される。また館内には、古代ギリシャ彫刻の初期を代表するクーロス像も展示されており、口元にわずかな笑みをたたえる「アルカイックスマイル」と呼ばれる独特の表情を間近で観察することができる。ミケーネ文明からアルカイック期に至る古代ギリシャ美術の変遷をたどることができる、見どころの多い博物館である。
アテネ国立考古学博物館
近代博物館・美術館ギリシャ
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