ミケーネは紀元前1600年頃から前1100年頃にかけて栄えた古代ギリシアの中心都市で、全盛期の紀元前1350年頃には約3万人が暮らしていたとされる。1870年代にドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンがこの地を発掘し、獅子門や円形墳墓など黄金の副葬品を伴う王墓群を発見したことで、古代ギリシア古典期以前に高度な文明が存在したことが証明され、その名にちなんで「ミケーネ文明」と呼ばれるようになった。巨石を積み上げた城壁や墳墓に代表される重厚で閉鎖的な建築様式は、開放的なクレタ島のミノア文明とは対照的な特徴を示す。1999年、隣接するティリンスの遺跡とともに「ミケーネとティリンスの古代遺跡群」として世界遺産に登録された。
ミケーネ
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