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アブシンベル神殿

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アブシンベル神殿
Olaf Tausch / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

アブ・シンベル神殿は、古代エジプト新王国第19王朝のファラオ、ラメセス2世が紀元前1260年頃に建立した岩窟神殿である。太陽神ラーとラメセス2世自身を祀る大神殿と、女神ハトホルおよび王妃ネフェルタリを祀る小神殿から成る。1960年代、アスワン・ハイ・ダムの建設によりナイル川の水位上昇で水没する危機に直面したが、ユネスコが主導する国際的な救済キャンペーンにより、1964年から1968年にかけて神殿を多数のブロックに切り分け、元の位置から約60メートル高く、ナイル川から210メートル離れた人工の丘に移設するという大規模な工事が行われた。この救済活動は世界遺産条約が生まれる契機ともなり、神殿自体も1979年に世界遺産に登録された。

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