天安門は、中国・北京の中心部にあり、明清時代の宮城「紫禁城」の南に位置する城門である。皇城の正門として1420年(明の永楽年間)に創建され、清代の1651年に現在の名称と姿に改築された。楼上には毛沢東の肖像画と「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」の標語が掲げられ、中華人民共和国の国章にも図案化されるなど、中国を象徴する建造物として広く知られる。1949年10月1日、毛沢東はこの天安門の楼上から中華人民共和国の成立を宣言した。門前に広がる天安門広場は世界最大級の広場のひとつで、国家的な式典や大規模な集会の舞台となってきた。1989年6月には民主化を求める学生や市民が広場に集結したが、同年6月4日、軍が戦車を伴って出動し武力で鎮圧した(六四天安門事件)。犠牲者の正確な人数は今なお公式には明らかにされていない。近現代中国の歴史が凝縮した場所として、天安門は今日も国内外から多くの人々が訪れている。
天安門
現代事件・災害中国1949年
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