三井本館は、東京・日本橋にある三井財閥の中枢を担った建物である。1932年、井上日召を首魁とする血盟団の団員による連続テロ事件(血盟団事件)の舞台の一つとなった。血盟団は要人を個別に狙う「一人一殺」の方針を掲げ、2月に前大蔵大臣・井上準之助を、3月5日には三井合名理事長・團琢磨を暗殺した。團は、この三井本館(当時の三井銀行本店)に自動車で出社した午前11時半頃、玄関の階段で団員・菱沼五郎に背後から拳銃で撃たれて命を落とした。昭和初期に頻発した右翼テロによって政財界の要人が相次いで倒れた時代を象徴する事件の現場である。
三井本館
近代事件・災害日本1932年
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