吉見百穴は、埼玉県比企郡吉見町に所在する古墳時代後期(6〜7世紀)の横穴墓群である。凝灰岩の丘陵斜面に219基以上の横穴が掘られ、玄室や天井の形態によって細かく分類される。複数の棺座をもつものもあり、追葬が行われた集合墓と考えられている。1887年に坪井正五郎が発掘し、日本の人類学・考古学の黎明期を代表する調査となった。かつては住居説と墳墓説の論争もあった。1923年に国の史跡に、内部のヒカリゴケ発生地は天然記念物に指定されている。太平洋戦争末期には地下軍需工場が掘られ一部が破壊された。
吉見百穴
原始遺跡・考古日本
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