旧北海道庁は、北海道における開拓・行政の中心として機能した庁舎である。1882年に開拓使が廃止されるとともに、それに代わって設置されていた札幌・函館・根室の3県も廃止され、統治体制の見直しが図られた。その後1886年に北海道庁が新たに設置され、北海道全域の開拓事業と行政を一元的に担う機関として活動を開始した。度重なる統治機構の再編を経てようやく確立されたこの体制は、北海道開拓を国家的事業として進めていくうえでの土台となったといえる。旧北海道庁の建物は、こうした行政機構の変遷と、明治期を通じて進められた北海道開拓の歩みを今に伝える象徴的な存在であり、近代日本の地方統治のあり方を考えるうえでも重要な史跡となっている。
旧北海道庁
近代日本1886年
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