熊本城は1877年に勃発した西南戦争において、政府軍の重要な拠点として機能した城郭である。西郷軍はこの城に対して激しい総攻撃を仕掛けたが、籠城する政府軍はよく持ちこたえ、ついに落城を許すことはなかった。この攻防戦は西南戦争全体の帰趨に大きな影響を与えた局面のひとつであり、近世に築かれた城郭が実戦においてその防御力の高さを証明した貴重な事例として知られている。幕末から明治維新期にかけての動乱を経て、日本が近代国家へと移行していく過程の一幕を今に伝える史跡であり、堅固な石垣や城郭構造とともに、当時の攻防の激しさを偲ばせる場所として現在も多くの見学者が訪れている。
熊本城
近代城郭日本1877年
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