大黒屋光太夫記念館は、江戸時代後期にロシアに漂流し帰国した船頭・大黒屋光太夫を顕彰する施設である。光太夫は宝暦元年(1751年)に伊勢国白子(現在の三重県鈴鹿市)に生まれ、天明2年(1782年)、江戸へ向かう途中に駿河沖で暴風に遭って漂流し、アリューシャン列島のアムチトカ島に漂着した。ロシア語を習得しながらシベリアを横断し、寛政3年(1791年)にはサンクトペテルブルクで女帝エカチェリーナ2世に謁見して帰国を許された。ラクスマンに伴われ、寛政4年(1792年)に根室へ上陸し、漂流から約10年を経て帰国を果たした。その体験は『北槎聞略』などにまとめられ、鎖国下の日本にロシアの情報をもたらす貴重な資料となった。
大黒屋光太夫記念館
近世博物館・美術館日本1782年
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