明倫館は、1719年に設けられた長州藩の藩校である。藩士の子弟教育を目的として整備され、長州藩における学問・武芸教育の中心的な役割を担った。江戸時代を通じて多くの藩士を育成したこの藩校は、後年、大きな歴史的事件の舞台ともなった。1876年には前原一誠を中心とする山口県士族がこの地に集結して反乱を起こし、いわゆる萩の乱が発生したが、広島鎮台の兵によって鎮圧されている。江戸時代の藩校としての教育機関の姿と、明治初期における士族反乱の舞台という二つの歴史的側面を併せ持つ点で、明倫館は幕末維新期の激動を今に伝える重要な史跡となっている。
明倫館
近世学校・教育日本1719年
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