天満青物市場跡は、江戸時代の大坂で野菜や果物を扱った青物市場の跡である。天満青物市場は、堂島米市場・雑喉場魚市場と並ぶ「大坂三大市場」のひとつに数えられ、上方の青果流通の中心を担った。そのルーツは石山本願寺の門前市にさかのぼり、大坂の陣後の元和2年(1616年)に京橋南詰で開かれたのち、承応2年(1653年)に天満へ移された。延宝年間にはすでに数十軒の問屋を擁し、安永年間には株仲間が公認されて市場としての独占的地位を固めた。江戸の神田青物市場と並び称された近世日本を代表する市場で、跡地は現在の大阪市北区天神橋・天満一帯にあたる。
天満青物市場跡
近世遺跡・考古日本
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