五郎兵衛記念館は、江戸時代初期に新田開発を行った市川五郎兵衛真親の事績を伝える施設で、彼が開いた五郎兵衛用水にちなむ。市川五郎兵衛は元亀2年(1571年)頃に生まれ、信濃国佐久(現在の長野県佐久市)で新田開発を進めた人物である。蓼科山の湧水を水源とする用水路を開削し、寛永8年(1631年)頃に完成させて、不毛の原野を水田へと変えた。この五郎兵衛用水は疏水百選に選ばれ、かんがい施設遺産にも指定されている。江戸時代初期に各地で盛んに行われた新田開発の一例として、先人の困難な事業を今に伝えている。
五郎兵衛記念館
近世博物館・美術館日本
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