信玄堤は、戦国大名・武田信玄(晴信)が築いたと伝えられる釜無川沿いの堤防である。釜無川と御勅使川の合流点にあたる竜王の高岩に堤を築いて御勅使川の流路を北へ移し、釜無川の流れを制御することで甲府盆地西部の水害を緩和しようとしたものとされる。杭列や内側に突き出す「石積出し」、聖牛や将棋頭などを組み合わせた総合的な治水システムを特徴とする。着工時期には天文11年(1542年)説などがあるが、信玄自身の関与を直接示す史料は乏しく学説が分かれる。洪水の緩和は江戸初期の新田開発にもつながり、堤は現在も残る。
信玄堤
中世産業・技術日本
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