柳生の徳政碑文は、奈良県奈良市柳生町の疱瘡地蔵に刻まれた碑文で、正長の土一揆に際して神戸四ヵ郷の郷民によって彫られたと考えられている。正長元年(1428年)に起きた正長の土一揆では、借金に苦しむ人々が徳政を掲げて酒屋・土倉・寺院を襲い、借書の焼却などによって私的な債務破棄を実行した。碑文には「正長元年ヨリサキ者カンへ四カンカウニヲ井メアルヘカラス」と記され、正長元年以前の神戸四ヵ郷の負債を破棄する徳政の成立を宣言している。中世の土一揆と徳政を今に伝える貴重な史料である。
柳生の徳政碑文
中世事件・災害日本
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