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笠置寺

中世宗教施設日本
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笠置寺
Wikiwikiyarou / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

笠置寺は、法相宗の中興の祖として知られる貞慶が戒律の復興に努めた寺院として伝えられる。平安末から鎌倉初期にかけて、日本仏教界では戒律の乱れが指摘されるようになっており、貞慶はこうした状況を憂い、戒律を厳格に守る仏教本来のあり方を取り戻そうとした僧侶の一人であった。笠置寺での活動は、そうした戒律復興運動の重要な一場面として位置づけられており、法相宗という奈良仏教の伝統を受け継ぎながら、新たな時代の仏教のあり方を模索した貞慶の足跡を伝える場所となっている。険しい地形に築かれた笠置寺は修行の場としての性格も強く、静謐な環境の中で戒律を重んじる仏道修行が行われてきたことをうかがわせる。

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