大輪田泊は現在の神戸港西側、兵庫県神戸市兵庫区付近にあった港で、奈良時代から瀬戸内海の要港「摂播五泊」の一つとして機能していた。平安時代末期、平清盛は1162年に周辺の福原荘を掌握して大輪田泊の管理下に置き、翌年から人工島「経が島」の造成を含む大規模な修築を進めた。出家後も福原に別荘を構えて港湾整備に注力し、1170年には初めて宋の商船が入港、1173年には宋との正式な国交が開かれて日宋貿易の拠点として栄えた。平氏滅亡後も、鎌倉時代に僧・重源が修築を主導するなど重要性は続き、室町時代の日明貿易、江戸時代の西廻航路の拠点としても機能した。
大輪田泊
古代船・海運日本
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