イェリコは、パレスチナのヨルダン川西岸地区にある古代都市の遺跡で、現在のエリコ市近郊の遺丘「テル・エッスルタン」がその中心をなす。世界でも最古級の定住集落のひとつとされ、先土器新石器時代(紀元前8000年頃)には石造の市壁や円形の「イェリコの塔」が築かれた。1950年代にはイギリスの考古学者キャスリン・ケニヨンが本格的な発掘を行い、頭骨に石膏で顔だちを復元した「塑像頭蓋」など、新石器時代の人々の信仰や暮らしを物語る遺物が見つかった。海面下の低地に位置し、豊かな泉に恵まれたことが古くからの定住を可能にした。人類の都市の起源を今日に伝える遺跡として、2023年に「古代エリコ/テル・エッスルタン」の名でユネスコの世界遺産に登録された。
イェリコ
原始🏛 世界遺産世界遺産遺跡・考古パレスチナ
📍 31.8711, 35.4439地図で見る →

