周口店遺跡博物館は、中国北京市房山区にある周口店北京原人遺跡に付設された博物館である。この遺跡は、更新世に生息した原人「北京原人」(学名ホモ・エレクトス・ペキネンシス)の化石が発見された場所として世界的に知られる。1920年代から本格的な発掘が行われ、1929年には裴文中が最初のほぼ完全な頭蓋骨を発見し、東アジアにおける人類進化研究の重要な手がかりとなった。遺跡からは石器や火を用いた痕跡なども見つかっており、旧石器時代の人類の生活を今日に伝えている。また後期更新世の新人段階にあたる山頂洞人の化石も、この地で出土している。これらの発見により周口店は人類学・考古学史上きわめて重要な遺跡と位置づけられ、1987年にはユネスコの世界遺産に登録された。博物館では出土した化石の複製や当時の環境の復元などが展示され、人類の起源をたどる学びの場となっている。
周口店遺跡博物館
原始🏛 世界遺産世界遺産博物館・美術館遺跡・考古中国
📍 39.6892, 115.9239地図で見る →
